翻訳権について考えた

あまり人様に「こうである!」と持論を述べられるほどハッキリクッキリした考えがあるわけじゃないけど、最近うだうだと考えて不快に思っていたことと関係あるような気がするので書いておく。

私は「海賊盤を買うのはやめよう!」と主張しているくらいだから、著作権の保護には関心がある。
いくら中国が知財無法地帯だからといっても、私たち日本人の中華音楽・映画好きまでそれに染まることはないと考えているからだ。
それになによりも、私が好きなアーティスト達が海賊盤で迷惑していると意思表示しているのだから彼女(彼)等の主張を支持したいという気持ちがある。
彼女たちが「いいっすよ~、どんどん海賊盤作ってください」と言うなら話は別。法律だのなんだのじゃなくて私にとって大事なのは制作者側、つまり私が好きな人たちの気持ちなのだ。

だから制作者・権利保有者が「嫌だな」と思うことはしたくない。
翻訳権の問題を厳密に考えるのであれば、翻訳権を与えられていない者が勝手に引用の範囲を超えた訳文を載せるのは許されることではない。

でも翻訳をすることが原著作者・権利保持者に有益に働くこともある。(と私は思う)
誰かが勝手に手間を掛けて違う言語で紹介してくれるんだから、自分が意図していた範囲を超えてよりいっそう広がっていくわけですよ。
もちろんそこには「原著作者・権利保持者を尊重し、彼らの主張を忠実に伝える」という気持ちがなければだめだけど。

ようは“翻訳する”という行為を通して、どうやって相手との友好的な関係を築き上げていくかってことだと思うのです。
それはBlogのTBや引用、サイト内記事リンクにしても同じことで、相手からの敬意を感じられればそれで揉めることは少なくなると思う。これまで私が怒っていた例ってそれが感じられ無かったからなんだよね。。。。
ぶっちゃけ、されて嬉しい場合とそうじゃない場合があるんだよ。
自戒の念を込めていうけどさ。

そのされて嬉しい/嬉しくないというのは、まさに個人的感情だから判別は難しいのかな、とも思う。
だからこそ、法律があるんじゃないか。

芸能ニュースの翻訳なんかは、権利保有者(記者・新聞社)側に有益ではないかもしれない。でも台湾や香港の新聞の孫引きで一切裏付け取材をしてない大陸の芸能記事を翻訳してるサーチナが流すセンセーショナルな話題のみが一人歩きするのは、アーティストにとってはどう考えてもマイナス。大きな話題は流すけど、それの検証記事を訳してくれないのはファンとしてて胸が痛むこともしばしばある。

中国語の情報自体はたくさんあるのに、日本語で流れるのはほんのちょっと。
しかもスキャンダラスな内容ばかり。
こういうの見てるとさ、熱血体質ゆえに「オレがやらねば誰がやるッ!!」と思ってしまうわけです。

もちろんその中で権利問題について考えて、悩む部分はあるけれど私にとって大事な人・物に損害を与えないことが第一。
そしてなるべく多くの人がハッピーになってくれる方法を模索していきたいと思っている。

松永さん@備忘録ことのはインフォーマル20日付け記事の発端は絵文禄ことのはの13日付記事ヨーロッパ最古の文明――欧州先史時代史を書き換える大発見(詳報)という記事のコメント欄からなんだけど、権利保有者じゃなくて外野が騒ぎ立ててるから面倒なことになっているような。

問題あると思うなら、著作権所有者にチクればいいじゃん。
と思ってしまう私は根性ねじくれ曲がってますかね?
そこでお互いタイマンはればいいだけのこと。

テラヤマアニさんの著作権とパクリと遵法と企業と個人のお話も為になった。翻訳権のことは語られてないが、必読。
いつもこっそりと拝読してるstrangeさんの倫理観と順法のちがいが簡潔に説明してあり、個人的にはすごく納得がいった。
だけどきっと見ている方向が違いすぎて相容れないんだろうな。

私はどちらかといえば倫理観で考えているんだろうけど、法律のことも意識している。多分それは翻訳著書がある松永さんも同じ、というか彼の方が強く意識しているはず。

ん~、だめだ。やっぱり上手くまとまらないや。
継続して考えます。

追記:
明け方に一度UPしたんだけど、話が自サイトのこと訳詞のことなどとっ散らかったので改めて“翻訳権”について絞って考え、書き直しました。
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著作権について

黄暁明ニュース : 2007/08/21 11:32 AM
以前仕事で剽窃事件の当事者となったことがある。簡単に言えば、書いた文章を無断でぱくられた。私個人の問題では済まず、組織対組織での話し合い→解決となったのだが、その過程はもう、思い出したくないくらい嫌...
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