『大地』陳建年
2005.08.02 Tuesday 20:00
台東の風を感じる。以前HiNetで「台東心、蘭花情」のMVを見て、すごく興味があったんですがYesAsiaでは品切れでして、ちょうどお友達のびわちゃんが台湾に行くというので頼んで買ってきてもらいました。
なかなか見つからず、買うのに苦労して別のお友達の助けも借りたようですが、何とか無事に手に入れて持ち帰ってくれました。
感謝感謝。
聴いてみたところ、すごくいい!!
ここんところキツい作業してたんですが、BGMはずっとこれでした。
癒し系、なんて言葉は陳腐すぎて使いたくないんだけど、このCDをかけるとスピーカーから山の風が吹いてきます。
彼の声は少しこもっているけど、温もりがあって優しい感じ。
音楽的には原住民音楽というよりも、フォークです。
私が彼の名前を知ったのは2000年金曲獎で陶喆、王力宏、張學友、庾澄慶らを打ち負かし、最佳國語男演唱人獎を取ったときのこと。アーメイと同じプユマ族の歌手が取ったと言うことで本当にびっくりした。さらに「找自己」「心動」「我給的愛」なんかがノミネートされていたのに最佳作曲人獎も取ったというのが驚き。
この年はサミンガこと紀曉君が最佳新人獎を取り、プユマから2人も受賞者が出たのです。サミンガのCDは持っていたのですが、サミンガにとって伯父さんでもあるこの陳建年さんについては、ルックス的にもフツーのおじさんだし、ぜーんぜん興味がなかった。
だって、本職はお巡りさんで音楽は副業だっていうし。。。。。
でも2003年の夏頃、Hinetを漂って見てしまったのが蘭嶼島でロケした「台東心、蘭花情」のMVで、もう見てるだけで泣けちゃって…。
深い緑の色と、どこまでも青い紺碧の海、そして水色の空に真っ白な雲。。。
うわ~~~ん!台東行きたいよぉ!!!!(泣)
MVの公開期限が来るまで何度も見たっけ。
その後すっかり忘れていたのですが、ふと思い出してYesasiaで検索してみたら「品切れ」。そうなると欲しくなるのが人間の性です。
賞を取ったのはこの前の作品『海洋』なんですが、私はどうしてもあの曲「台東心、蘭花情」がひっかかって、こっちを探してもらいました。
イントロの子供の声も、原住民の村を思い起こさせます。
台東の原住民の村は台東市内よりもずいぶん涼しくて過ごしやすく、子供がうろちょろしています。好奇心が強いくせに人見知りな彼・彼女たちの探るような目つきをしていて、肌の色が違う私にか細い声で「どこから来たの?」と訊ねます。
慣れてくるとだんだん親しみを持った目つきに変わり、私を見つけると走ってきて何も言わず抱きつく。
そんな思い出がよみがえってきます。
原住民っぽいのはM4「曠野英雄」とM5「媽媽的花環」。
前者は勇ましい曲でプユマの伝統的な民謡のフレーズが使われています。鈴の音が聞こえますが、伝統的な衣装には腰帯に鈴が付いていて、踊ると揺れて鳴るのです。
後者は女性ヴォーカルによる優しい曲。前半國語で歌われ、後半はプユマ語で歌われます。生花で作った花環はプユマの特徴的な衣装スタイルですが、最近は造花の花環で頭を飾ることが多くなりました。昔は母親が娘や息子にも作ってあげていたんでしょうね。
このアルバムには数人の女性の声が登場しますが、それらはきっと陳建年さんの親戚だと思います。
私に分かるのは“曉君”がサミンガで、“家家(ジャージャー)”がサミンガの妹だってこと。多分、張惠妹が『勇敢』を発表したときに後ろでコーラスしてたTwoSexyの片割れも家家だと思うんですが詳細は不明。
彼女いいガタイしてるんですが、声は繊細で美しいんです。M8「藍藍的念珠」ではヴォーカルをとっているので聴いてみてください。
子供達はものを言わずまとわりついてきますが、大人達は日本人の私をいつももてなしてくれます。酒を飲みながら、お年寄りは日本語で話してくれます。気分がノってくると歌を歌ってくれる。
そんな情景を思い出させるのがM13「Amis的饗宴」です。
まさに飲み会のリアル録音、って感じ(笑)。
ここで使われているのはアミの伝統的メロディーだそうです。
私にとって、台東は特別な場所で村を訪れたときのことを思い浮かべると心が温かくなります。
疲れているときでもふっと身体と心がリラックスできるのです。
そんな気持ちがよみがえってくる1枚でした。
参考URL:
アジアを知る1枚のアルバム
注目される先住民の歌声 陳建年と紀暁君
陳建年個人サイト:Pau-Dull.com 陳建年資訊網
レコード会社:角頭音樂
彼の声は少しこもっているけど、温もりがあって優しい感じ。
音楽的には原住民音楽というよりも、フォークです。
私が彼の名前を知ったのは2000年金曲獎で陶喆、王力宏、張學友、庾澄慶らを打ち負かし、最佳國語男演唱人獎を取ったときのこと。アーメイと同じプユマ族の歌手が取ったと言うことで本当にびっくりした。さらに「找自己」「心動」「我給的愛」なんかがノミネートされていたのに最佳作曲人獎も取ったというのが驚き。
この年はサミンガこと紀曉君が最佳新人獎を取り、プユマから2人も受賞者が出たのです。サミンガのCDは持っていたのですが、サミンガにとって伯父さんでもあるこの陳建年さんについては、ルックス的にもフツーのおじさんだし、ぜーんぜん興味がなかった。
だって、本職はお巡りさんで音楽は副業だっていうし。。。。。
でも2003年の夏頃、Hinetを漂って見てしまったのが蘭嶼島でロケした「台東心、蘭花情」のMVで、もう見てるだけで泣けちゃって…。
深い緑の色と、どこまでも青い紺碧の海、そして水色の空に真っ白な雲。。。
うわ~~~ん!台東行きたいよぉ!!!!(泣)
MVの公開期限が来るまで何度も見たっけ。
その後すっかり忘れていたのですが、ふと思い出してYesasiaで検索してみたら「品切れ」。そうなると欲しくなるのが人間の性です。
賞を取ったのはこの前の作品『海洋』なんですが、私はどうしてもあの曲「台東心、蘭花情」がひっかかって、こっちを探してもらいました。
イントロの子供の声も、原住民の村を思い起こさせます。
台東の原住民の村は台東市内よりもずいぶん涼しくて過ごしやすく、子供がうろちょろしています。好奇心が強いくせに人見知りな彼・彼女たちの探るような目つきをしていて、肌の色が違う私にか細い声で「どこから来たの?」と訊ねます。
慣れてくるとだんだん親しみを持った目つきに変わり、私を見つけると走ってきて何も言わず抱きつく。
そんな思い出がよみがえってきます。
原住民っぽいのはM4「曠野英雄」とM5「媽媽的花環」。
前者は勇ましい曲でプユマの伝統的な民謡のフレーズが使われています。鈴の音が聞こえますが、伝統的な衣装には腰帯に鈴が付いていて、踊ると揺れて鳴るのです。
後者は女性ヴォーカルによる優しい曲。前半國語で歌われ、後半はプユマ語で歌われます。生花で作った花環はプユマの特徴的な衣装スタイルですが、最近は造花の花環で頭を飾ることが多くなりました。昔は母親が娘や息子にも作ってあげていたんでしょうね。
このアルバムには数人の女性の声が登場しますが、それらはきっと陳建年さんの親戚だと思います。
私に分かるのは“曉君”がサミンガで、“家家(ジャージャー)”がサミンガの妹だってこと。多分、張惠妹が『勇敢』を発表したときに後ろでコーラスしてたTwoSexyの片割れも家家だと思うんですが詳細は不明。
彼女いいガタイしてるんですが、声は繊細で美しいんです。M8「藍藍的念珠」ではヴォーカルをとっているので聴いてみてください。
子供達はものを言わずまとわりついてきますが、大人達は日本人の私をいつももてなしてくれます。酒を飲みながら、お年寄りは日本語で話してくれます。気分がノってくると歌を歌ってくれる。
そんな情景を思い出させるのがM13「Amis的饗宴」です。
まさに飲み会のリアル録音、って感じ(笑)。
ここで使われているのはアミの伝統的メロディーだそうです。
私にとって、台東は特別な場所で村を訪れたときのことを思い浮かべると心が温かくなります。
疲れているときでもふっと身体と心がリラックスできるのです。
そんな気持ちがよみがえってくる1枚でした。
参考URL:
アジアを知る1枚のアルバム
注目される先住民の歌声 陳建年と紀暁君
陳建年個人サイト:Pau-Dull.com 陳建年資訊網
レコード会社:角頭音樂










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