『誰在山上唱歌』太平國小布農兒童合唱團

『誰在山上唱歌』第十六屆金曲獎の“傳統暨藝術音樂作品類(伝統及び芸術音楽作品部門)”で“最佳民族樂曲專輯獎(最優秀民族楽曲アルバム賞)”と“最佳演唱獎(最優秀ヴォーカル賞)”をダブル受賞したアルバム。
ブックレットによれば、花連太平國小は全校生徒83人(2004年5月時点)。緑の山に囲まれた小さな村にあるそうです。
このアルバムに収録されているのはブヌン族の伝統的な八部合唱。生徒約30人から成る合唱隊で指導をされているのは校長先生だそうです。
ディレクターの前書きがなかなか面白いのですが、なぜ学校のホールで録音したのか、その理由が書かれています。

このアルバムは本当に可愛い。
子供達の活力があふれ出ています。
台北のレコーディングスタジオで録音しなかった、という選択は音響面ではマイナスかもしれませんが歌い手の心理面では大いにプラスにはたらいたことと思います。

ただしまだ堅い(笑)。
目の前で指揮棒を振られていて、それを見ながら歌っている光景が目に浮かぶようです。
すごく一生懸命取り組んでるのが分かって、ほほえましいけど音楽としての表現力はまだまだ、って感じでしょうか?たまたま同時に買ったアルバムのせいもあるだろうけど、「若いな~、幼いな~」と思ってしまう。

まあ、小学生ですから当然ですけどね。
さて、この太平國小。
実はアーメイ(張惠妹)が通っていた学校も太平國小という名前で、台湾各地にこの名前の小学校はたくさんあるらしい。ちなみにCDの学校と、張惠妹は無関係でした。ハイ。

調べるとやはり台湾各地でいろんなイベントに出演している有名なグループのようで、実際は歌いながら踊るのではないかと。。。
→2002年宜蘭國際童玩藝術節:布農小精靈-花蓮縣太平國小
それにしても、花連のどこにあるのかが気になって探しまくりました。
そして見つけた太平國小のサイト。
ここでは彼らの活動が紹介されており、日本にも何度か来ているのが分かります。また、サイト内で彼らの歌声やダンスも見ることができます。

ワールドビジョンでデビッド・タオ(陶[吉吉])が行ってるのももしかしてこの小学校かな? →台湾世界展望會:陶前訪花蓮偏遠部落關懷貧童


ちなみにこのCDに対して少し不満な点があります。
合唱団メンバーの名前はブックレットに書いてありますが、できれば小さくてもいいから写真付きでメンバーを紹介して欲しかった。
もちろんブヌンの合唱は彼らだけのものではなく、先祖代々歌い継がれた部族のものです。しかし、将来彼らが“原住民であるが故の困難”にぶつかったとき、金曲獎を取ったということはきっと誇りになるはずです。
原住民の人たちと接していて思うのは、誇りというものは人を支える力になりうる、ということです。「原住民の文化は素晴らしい」「ブヌンの文化は素晴らしい」ということを刻みつけていられれば、挫けたときの支えになるのではないかと。
「自分たちはそれで評価された」ということをしっかりと記録しておいてくれたら、参加したメンバーにとって一生の誇りになると思うのです。
そういう意味で、もっときちんとメンバーそれぞれを紹介して欲しかったな。

風潮音楽:新片介紹-誰在山上唱歌
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