【ライブ台湾】無断転載・引用・無断掲載
2007.06.02 Saturday 23:11
著作権問題以前に、まず日本語の問題から取りかかりたい。
お手元に国語辞典があれば用意をしてからご覧いただければと思う。
ライブ台湾からの唯一の返答である編集長からのメールにおいて、
[無断転載]=[引用]=[無断掲載]ですか???
お手元に国語辞典があれば用意をしてからご覧いただければと思う。
ライブ台湾からの唯一の返答である編集長からのメールにおいて、
張惠妹を応援する気持ちを込めて作成された文章を無断で転載してしまい,大変申し訳ございませんでした。
「ライブ台湾」のニュース記事中にて引用するに当たり,
今回,弊社がjing様に無断で転載してしまった文章につきましては,
無断転載の事実を隠滅するためでも,事実関係をネットユーザーの皆様に検証されたくないからでもありません。今回の無断転載につきましては,と自らの行為を[無断転載]あるいは[引用]とし、ライブ台湾サイト上で公開された謝罪文では
当サイトの2007年5月11日ニュース記事「MTV VIDEO 2007ノミネート『QUEEN of LIVE』歌姫アーメイ」におきまして,張惠妹ファンサイトA*mei-project(http://www.a-mei.jp/)内で張惠妹とそのアルバムを紹介する文章を無断で掲載してしまいました。同サイト運営者を始め関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。と表現している。
[無断転載]=[引用]=[無断掲載]ですか???
三省堂刊行の大辞林第二版で[転載]と[掲載]、[引用][無断]を引いてみた。
てんさい 【転載】 (名)スル
すでに刊行された書物・新聞などの記事や写真を、他の出版物にそのまま載せること。
けいさい 【掲載】 (名)スル
新聞・雑誌などに文章や写真をのせること。
いんよう 【引用】(名)スル
古人の言や他人の文章、また他人の説や事例などを自分の文章の中に引いて説明に用いること。
むだん 【無断】
許しを得ないこと。ことわらないこと。
上記語句を引いて解釈するなら、
[無断転載]=すでに別の媒体で発表された記事や写真を、許しを得ずにそのまま載せること。
[無断掲載]=(まだ別の媒体で発表されていない記事や写真を)許しを得ずに載せること。
となる。
ライブ台湾が盗用したWho's A-meiの初版は2004年2月22日公開(同年6月12日の杭州事件のあと手を入れているはずなんだけど、正確な日付は不明。外部メディアに記録は残してる)、『我要快楽?』ページも2006年1/28に初版公開、2/15、3/13に更新している。
ということで、前者は3年以上前、後者も1年以上前に公開しており、無断転載はありえても公開していない記事を作者に無断で載せる[無断掲載]はありえない。
メール本文では[無断転載]と繰り返しているのに、公にする謝罪文においては[無断掲載]としたのはなぜか?
[無断転載]では外聞が悪いからなのか?
自らのサイトでは
いかなる理由によるものであれ、「ライブ台湾」の一部または全部を無断で複写・複製することはできません。としておきながら、他サイトから[無断転載]したことがばれれば抑止力がなくなると考えたのかもしれない。
ちなみに[無断転載]は「そのまま載せる」から[転載]なのであって、今回のように編集を加えていれば、[無断転載]ですらない。
ではこれは[引用]にあたるかといえば、そうはならない。
[引用]と呼べる使い方をするにはいくつかの守らなければならないルールがあるからだ。そしてライブ台湾の記事ではそれが守られていない。
Wikipedia - 引用の(引用の)条件から引用する。
著作権法において正当な引用と認められるには、公正な慣行に従う必要がある。最高裁昭和55年3月28日判決によると、「引用とは、紹介、参照、諭評その他の目的で著作物中に他人の著作物の原則として一部を採録すること」である。ライブ台湾は編集長が言うところの[引用]をしたのだろうか?
1. 文章の中で著作物を引用する必然性があること。
2. 質的にも量的にも、引用先が「主」、引用部分が「従」の関係にあること。引用を独立してそれだけの作品として使用することはできない。
3. 本文と引用部分が明らかに区別できること。例『段落を変える』『かぎかっこを使用する』
4. 引用元が公表された著作物であること。
5. 出所を明示すること。(著作権法第四十八条)
私が見るかぎり上記条件のどれにも当てはまらない。
また社団法人 著作権情報センターサイトに非常に分かりやすく著作権を解説しているはじめての著作権講座「著作権って何?」があり、Q&Aコーナー内
他人の著作物を引用するときの注意点を教えてください。
また、出所の明示はどのようにすればよいのですか?
でも注意点を紹介してるので、目を通していただければいいかと思う。
なお上記引用の条件さえ満たしていれば、大手を振って[無断]で[引用]できる。
これについては絵文録ことのはさんの記事「「引用」は無断でやるのが当たり前」に詳しいので、こちらをご一読いただければ「私がやっているのは無断転載?引用?盗用?パクリ?」などといちいち悩まなくて済むだろう。
さて、今回[無断転載]と[無断掲載]と[引用]の違いについて説明しましたが、ライブ台湾の行為は一体どれにあたるのでしょうか?
【蛇足】
ちなみに「私信の公開」というのは著作権法上問題があるので、私が今やっていることも法に触れるかもしれません。
ただ今回の件に関しては最初のメールから「公にする用意がある」旨伝えてあり、ライブ台湾側には止める権利もあったはず。
私としてもライブ台湾を攻撃することが主目的ではなかったので、彼らがそれについて考え、止める時間も十二分に与えたつもりですが、彼らはその手段を選ばなかった、と私は考えています。
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