といってもお茶屋さんではなく、港台専門のCDショップ。
「ジャスミンティ、閉店」の報はカラオケ仲間の日記(非公開)に記されていた文章から知った。
彼の言葉はまさに惜別の念に溢れていて、華流ブームが起こる遙か以前に私たちのような特殊な趣味の人(笑)にとって、かの店の存在がいかに大きかったかを知ることができた。
ジャスミンティは「サブカルの殿堂」から「オタクの魔窟」、あるいは「まんだらけだらけ」と化した
中野ブロードウェーの3階にある、間口が一間ほどの小さなCDショップだ。
棚の左右にぎっしりと並べられたCD・VCD・DVDの類を見ると、心が沸き立つ。
店内には港台のpopsがかかり、無口な店主が店の奥でパソコンに向かっているのが見える。
この店主、愛想はないし容貌はちょっと怖いけれど(笑)、こちらから何か質問を投げかけると親切にいろんな情報を教えてくれるし、話をすればするほど「好き」という気持ちが伝わってくるので、私は彼が好きだった。
そしてなにより、ジャスミンティが素晴らしかったのは
海賊版を一切扱っていないということ。