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《ぼくのフットボールの夏》(奇蹟的夏天:06年台湾)

《奇蹟的夏天》DVD彼らの未来に幸あれ。

台湾東部、花蓮の美崙國中(中学校)ではサッカー部の子供達が学校の一部屋を宿舎代わりに寝泊まりしている。
部員の2/3は原住民。朝は6時から朝練を開始し、8時から授業。
授業が終わると練習、夜は補習。
まるで兄弟のように、いや兄弟以上に親しく、寝食を共にしている。

彼らは決してサッカーエリートではない。
勉強にあまり熱心ではない彼らに、学校生活での楽しみを与えようと、校長が工夫した結果できたのがこのサッカー部。
家が貧しく(おそらく学校からも相当遠い)ため、学校に寝泊まりして生活の時間のほとんどをサッカーに当てている彼らは強い。
国際試合にも出場し、注目を浴びるサッカーチームだ。

この映画は、2006年3月から9月まで、美崙國中サッカー部3年生17人に密着撮影したドキュメンタリーで、昨年の金馬奬(台湾のアカデミー賞に相当)で最優秀ドキュメントフィルム賞(最佳紀錄片)を受賞している。

“海”がテーマのアジア海洋映画祭イン幕張コンペティション作品だが、テーマは海というよりも子供達の青春だろう。
という時間をいっしょに過ごした彼らの、最後の半年を切り取った作品だ。
スポーツに打ち込んだことがある人は、きっと彼らに共感できると思う。
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映画・演劇 > 亜州電影 : comments (789) : trackbacks (0) : 編輯 このエントリーを含むはてなブックマーク

07 4thTAMにビユン(Biung/王宏恩)出演!

毎年面白いアジアのアーティストを招いてくれているTOKYO ASIA MUSIC MARKET(TAM)ですが、今年はブヌン(布農族)のシンガーソングライター、ビユン(Biung/王宏恩/ワン・ホンエン)が来ます!!

Biungとはブヌン語で“炭”を表す言葉で、名詞としての炭だけでなく、「絶えない伝統」という意味が込められています。
その名に恥じず、彼の音楽は現代のROCK・POPSと民族の伝統が融合し、歌詞も原住民の伝説や彼らの考え方、そして今を生きる原住民の苦悩を表した物が多く含まれています。

『獵人』王宏恩デビューアルバム『獵人』(狩人)はなんと全曲ブヌン語。これは彼が大学卒業という高学歴を捨てて音楽を仕事とするかどうか悩んだ末に、自分の人生を賭けようと制作した作品であり、なおかつ國語(いわゆる北京語)が分からないお祖母さんの為にと原住民語で歌ったアルバムです。

『王宏恩』王宏恩2枚目のアルバム『王宏恩』では原住民のメロディを取り入れつつ、生活習慣・伝統・伝説などをモチーフに國語(北京語)で歌い、2002年台湾ゴールデン・メロディ・アワード(金曲獎/台湾のグラミー賞)の最優秀方言男性ヴォーカリスト賞(最佳方言男演唱人)を受賞。

『走風的人』王宏恩 その後3年の歳月をかけて作り上げた3rdアルバム『走風的人』(風駆る人)でも、「最優秀作曲者賞(最佳作曲人)」、『最優秀編曲者賞(最佳編曲人)』、「最優秀マンダリン男性ヴォーカル賞(最佳國語男演唱人」、「最優秀プロデューサー賞(最佳專輯製作人)」、「最優秀マンダリンアルバム賞(最佳國語流行音樂演唱專輯)」の金曲奬五部門に選出され、「親愛的寶貝」で最佳作曲人を受賞します。

昨年発売された『戰舞』(戦いの踊り)では、アーメイ(阿妹/張惠妹)、ワン・リーホン(王力宏)、ブラッキー・チェン(陳建州)など友人達の協力を得て、多用なスタイルを試した意欲作となっています。
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