私と中国語学習

Cらんさんとメッセで話していて、中国語学習の話になりました。
私の場合、中国語は独学で学んだのでいままで語学学校とかに通ったことがありません。
教材はNHKテレビ中国語会話とNHKラジオ中国語会話のテキスト+本屋で見つけてきたいろんな語学本。
そしてネイティブの友人達。

実は19才のとき、初めての中国旅行をきっかけに中国語学習にチャレンジして、3ヶ月で挫折してます。
だって難しいんだもん・・・。
ただし幸いなことに学生時代漢文が好きだったので、簡単な読み書きはなんとなくできたのです。

そして23才で再び中国旅行へ。
そのとき、テレビ中国語会話3ヶ月で覚えた簡単な挨拶が通じたのが嬉しくて、帰国後再び真剣にやり始めました。
だって挨拶が通じて、その後話したくても話が続かないんだもん!
質問されても、言ってることが聞き取れないから書いてもらって、質問の意味を理解してもその答えを表現するすべを知らなくて、分かる限りの単語で筆談しようとするけど、伝わってるのか伝わっていないのか分からないこのもどかしさ!!!

このとき「筆談もいいけどお喋りがしたい!」と強く思いました。
ですから私の中国語学習は“読み・書き”よりも“聞く・喋る”に重きを置いたものでした。

しかし前回を教訓に、すぐに飽きるであろうと予想(笑)。平行して中文流行歌を聞き始め、中華料理屋で無謀にも中国語で喋りかけたりして、なんとか続けられたように思います。

私にとって効果的だったのは、テレビよりもラジオ講座の方でした。
通勤電車で繰り返し聞き、口を動かし、家に帰ってからお風呂なんかで声を出して練習していました。
このとき思ったのは語学は少し運動に似ているということ。
中国語には日本語にない発音の音があり、口と口周りの筋肉に徹底的にその動きや形を覚えさせるというのはとても重要なことでした。
たくさん聞いて頭で理解しても、最初は口が動かないのです。
なんというか・・・肉体改造に近いものがあるかも(笑)。

そこから発音すると、微妙な口の形・舌の位置ででてくる音も違うので自分で納得がいくまでやって、そのあとネイティブにOKをもらえるまで特訓しました。

1年ほど学習してから、当時お世話になりつつお世話してた(笑)留学生の友達の里帰りに付き合いました。
そこで私の言ってることはかなり通じて練習の甲斐があったと思いましたが、それでも相手が言ってることが聞き取れない!(TへT)
語彙が少ないということもあるのですが、相手が話す音をとらえきれてないということに気づいて、今度は聞き取りもかなり特訓しました。

聞き取りに関しては「中国語音声しか入ってない音声教材」を聞きまくりました。意味が分からなくても聞きまくり。教本は基本的に見ません。
不思議なんですが、ず〜〜〜〜〜っと聞いてると突然分かる瞬間があるんです。もちろん“単語”だけでは難しいのですが、音声教材はおおむね“単語”と“例文”が入っているので例文で分かる部分もあります。
そこで初めてピンインを思い浮かべながら辞書を引き、漢字を当てる、という作業を繰り返しました。
こうすると、文脈で予想する力も付くのではないかと思います。


そんなふうに挑戦、挫折、目標設定、再チャレンジを繰り返して少しずつ進歩していった中国語ですが、最近は喋る機会が少なくてどんどん退歩してます・・・。
「言葉は刃物のようなもの」とどなたかが仰っていたような記憶があります。それは一般的に捉えられているような「人を傷つけることもできるし、役に立つよう使うこともできる」という意味ではなく、外国語の場合は絶えず使い・研いでいかなければ鈍る一方だという意味だと記憶しています。

先日もMで店員さん達が喋ってることを聞いていて、彼らが北方訛りの巻き舌ということ以外にも全然耳が付いていっていないのがちょっと悔しかったなぁ。

ふぅ、Cらんさんを焚きつけた責任もあるし、久しぶりにちょっと真面目にやってみるかな。
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我的老師

自知之明 : 2004/11/05 02:29 AM
先日中国語学習について書いたので、ついでに書いておこう。「私の中国語は独学」と言っていますが、英語のときもそうだったけど人との出会いに恵まれてなんとか続けられたという気がします。お喋りしたくてはじめ...
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